DICOMの仕様書

バイト先で「作って」と頼まれたのでDICOM画像のビューアを作っているんですが,仕様がえらい難読でとりあえず画像を表示するだけなのに2日もかかってしまいました。DICOMは医療機器用の画像+通信フォーマット。MRIとかCTとかで使うやつですね。ちなみに無料のDICOMビューアはいっぱいあります。

DICOMのフォーマット仕様書はここらへんにあります(2006年度版。年度が変わればURIも変わるでしょう)。画像ビューアを作る場合に主に読むのは 5, 6, 10 あたり。まともに読んでたら日が暮れるけどある程度まともに見ないと必要な情報がどこに書かれてあるのかが分からない(読み落としかねない)。仕様が無駄に複雑そうなのは歴史的経緯とか政治的経緯ということであきらめがつきますけれども(優秀なアーキテクトが投入できなかったのかもしれないけど)。

このフォーマットの仕様書が難読である理由は,たぶん本来必要な図表が足りてないから。しっかりと図表を入れましょう>文章を書くみなさんへ(自戒も込めて)。文章で書こうとして難読になりそうなら図表で代替するとか,それからある程度書いた後に読み返して難読そうなら図表を添えるとか,そういう気持ちを持ち続けて文章を書かなきゃいけないです。そうじゃないと文章だけで書いてしまいがちになります。