ゲーム分析の話

ゲームアカデミズム,ゲームデザイン脳科学にまつわる話題。


DiGRA 2007 Second Circular and Call for Papers - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

The Third Digital Games Research Association International Conference

(DiGRA 2007)

"Situated Play"

Second Circular and Call for Papers

1. Date and Venue

The conference is planned to take place from September 24th to 28th.

This will be immediately after the Tokyo Game Show 2007, which is

currently scheduled from September 21st to 23rd (There is still a

small chance that these dates might change).

おお,面白そう。東京でやるんだ。門外漢だけど行ってみたいな。といっても2007年の9月だからまだまだ先のことだけど。

社会科学的な観点からのゲーム論,あるいはアカデミズムとしてのゲーム論という感じなんだろうか。ゲーム学?

Game studies - Wikipedia を読むとルドロジー (ludology) やナラトロジー (narratology) なんていう聞き慣れない用語もあって。ルドロジーは対象(ゲーム)を「プレイされるもの」という面で切り取って分析する手法,ナラトロジーは対象(ゲーム)を「語られるもの」という面で切り取って分析する手法,という意味なのかな(参考: 4Gamer.net - ゲーム評論不在の日本で,評論の場を興す試み。GLOCOMのRGN)。

僕が興味があるのは,どちらかというとゲームデザインの方法論。ただ知識は少なくて,せいぜい古典的なコスティキャン止まりだ。ゲームデザインの話には(一見全く関係のないような)他の分野にも適用できそうな概念がちらほら見かけるので注目している。

そうそう,今や経済学をやっている人も brain economics だかなんだか(神経経済学?行動経済学?)と言って意思決定の過程を脳機能と関連させて論じている時代。脳科学と経済学の学際分野があるわけですね。経済学とゲームには(John von Neumann や John Nash で知られる)ゲーム理論という共通語彙もあって少しは似ている分野なわけですが,ゲームプレイ中の脳活動に関わる研究とかも本気でやっている人はいるのだろうか。ゲーム脳みたいな話じゃなくて。

ゲーム関係についてはこれからもアンテナを張って取り上げていきたいと思います。